
いたちめです、
本日、2016年9月にあったファイナンシャルプランナー試験の合否がインターネット上で発表されました。
悲喜こもごもでしょうが、いかがでしたか?
まずはファイナンシャルプランナーが何かを知っておこう
ファイナンシャルプランナーって?
FP(ファイナンシャル・プランナー)は、顧客である個人や中小企業事業主の相談に応じて、顧客の資産に関する情報を収集・分析し、顧客のライフプランやニーズに合わせた貯蓄、投資、保険、税務、不動産、相続・事業承継等についてのプランを立案し、アドバイスを行う、資産相談に関する専門家をいいます。FPは、銀行や証券会社、保険会社等に勤務しながら、または独立した事務所を開いて、顧客の資産の相談に応じたり、アドバイスを行ったりして活躍しています。また、FPは、資産に関するセミナーの講師を務めたり、原稿の執筆を行ったりもします。
すごく端的に言えば「家計のアドバイザー」です。
つぎに資格試験としてのファイナンシャル・プランニング技能士を知ろう
「特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)」と
「一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)」が試験を実施しています。
この2つの法人が行っている試験のうち、「学科」については共通なのですが、
「実技」が異なります。
日本FP協会は「資産設計提案業務」
きんざいは「個人資産相談業務」か「保険顧客資産相談業務」
なので、学科 + 3つのうちの1つの実技 が試験になります。
もちろん、学科と実技を同日に受験してもいいし、別日で受験する事もできます。
受験資格について知っておこう
ファイナンシャルプランナー3級の受験資格は
FP業務に従事している者または従事しようとしている者
となっていて、FP業務に「従事する予定」あれば受験資格があります。
例えば「友達から相談を受けているから、FPを取りたい」なんかでもいいわけです。門戸が広いですね。
最短そして省エネ、大体2週間くらいで合格する方法
まず、試験の概要をざっくりおさえる
「日本FP協会」と「きんざい」共通する学科試験は
ライフプランニングと資金計画
リスク管理
金融資産運用
タックスプランニング
不動産
相続・事業承継
この6項目に大別され、実技は上記の通り「3パターン」になります。
つぎに自分がやってきた事を振り返る。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」って諺があるくらいです。
自身がどのレベルの勉強や実務をやってきたかを振り返って下さい。
業種によっては、全く勉強しないでも合格できる人がいるかと思いますが、今回はまったくの初学者の方がどういったスケジュールで勉強して合格するか?を基準にしています。これから加減算してスケジュールを組んでみて下さい。
教材の準備をはじめよう♪
ぶっちゃけ、どこのテキストでもいいと思います。読みやすいものを選びましょう。
僕はTACの「みんなが欲しかった! FPの教科書 3級」は、個人的にフルカラーが「逆に見にくい」と感じて、
同じTACの「スッキリわかる FP技能士3級 出るとこHYPER」を選びました。
問題集もテキストに合わせて「スッキリとける 過去+予想問題 FP技能士3級」を選択。
ただ、問題集はあまり使っていません。
試験会場では、「みんなが欲しかった」を開いている人が多かったかも…
使ったテキストの簡単なレビュー
満点の合格ではなく、6割合格を目指していると謳っている通り分量はそこまで多くない。
必要最低限はまとめられている印象。
文章の量が多いとイヤになる性格なので端的にまとまってる感じがいい。
過去問を解いてテキストを確認すると、載ってないこともよくあります。
使えないと思うか、書き込みして一冊の過去問すら網羅したテキストにしようと思うか。は使う人次第。
過去問おすすめサイト↓
挫折しないスケジュールを立てよう
テキストと問題集を準備したら、早速でもテキストを読み込みたいのですが
先ずはしっかりスケジュールを立てます。
怒濤の2週間サボれば落ちると思ってよしコース
月曜から開始のスケジュールです。僕がやった勉強方法に少しアレンジを加えています。
1~6日前半 単元ごとのテキストとその単元の過去問を解きます
1日目 ライフプランニングと資金計画
2日目 リスク管理のテキスト
3日目 金融資産運用
4日目 タックスプランニング
5日目 不動産
6日目 前半 相続・事業承継
6日目 後半 テキストの読み直しと書き込みのチェック
7日目~13日 過去問ラッシュ
FP3級の試験は年3回あります。1月、5月、9月これを少なくとも5回分、2年~3年を3回転させます。
無理?いいえ、できます。演習量より「飽き」との戦いだと思って下さい。
7日目 のみ最低3回分
8日目から13日までは最低2回分ずつ
14日目 2回以上間違ったところのみ、再度過去問を解く。
試験当日の仕上げ
過去問を飽きずに解けたのであればギリギリ6割いけます。
しっかりテキストを読み込んで、解ける問題を落とさない様にしましょう。
すこしゆっくり1ヶ月コース(急ぎではないのであれば推奨)
テキストの読み込み
1日目~7目は各単元のテキストを通読(サラっと流す、無理に理解しようとするのではなく、「ふーん。そうなんだ」って感じで読む)
1日目 ライフプランニングと資金計画
2日目 リスク管理のテキスト
3日目 金融資産運用
4日目 タックスプランニング
5日目 不動産
6日目 相続・事業承継
7日目 一番、興味のわいた単元を読む。
8日~14日目
1日から7日までの単元のテキストを通読しつつ、単元ごとの過去問を解く
15日~30日
一日少なくても1回分の過去問を解きます。間違ったところはテキストを読んで、書き込みをします。
両方のコース共通
わかならい項目、弱点の項目はテキストに戻って確認しましょう☆
最初にテキストを読みつつ解いた過去問をあわせ、最低でも4回転させています。
問題を見た瞬間に、正しい答えと間違いの理由がわかるレベルに仕上がっているハズ。
単純計算ですが、1回分の問題が60問。それを15回分で900問、単元ごとに150問。
これで5割強は得点できます。
「学科」が問題なく解ければ、「実技」は恐れるに足らず。
テキストか問題集に掲載されている過去問を解いてみるとよくわかります。
得意?弱点?それが残り1割を埋める力
二択問題と三択問題がそれぞれ30問ずつの試験です。
各単元で5問ずつ。難しくて8点でも9点でもいいですし、満点とれば10点。合格まで残り26点。
残りの単元が5つなので、単純に50%の確率で正解できれば合格です。
伸ばすべきは弱点の単元です。弱点の項目の過去問を解いていきましょう☆
試験中の心得として、ここまで頑張った方は、試験時間が結構、あまります。
てゆーか、メチャクチャあまります。
「実技」なんて15分で解き終わって、見直し3回やってそれでも30分はあまってました。
なので、問題用紙に回答を残して、マークシートのミスを確認します。
帰ったその日に、回答速報で合格を確信しましょう。
まとめ
ファイナンシャルプランナー3級は、広く浅いです。
申し込みして試験勉強を始めるまえに、気が付いたのですが僕は2級の受験資格がありました。
そりゃあ、そうでしょう。
長いあいだ税理士事務所で働いていれば、ファイナンシャル・プランニング業務をやりますから。
「マジかよ!」と、がっかりしたことを今でも覚えています。
ステップアップで2級を受ける、1級まで目指す方はどうぞ、しっかりとした土台作りから始めましょう。
僕も気が向いたら2級まで勉強するかも知れません☆