
いたちめです。
引越しして、持ち運んだ書籍の段ボールを
開梱したところ、まだ幾つか自己啓発の本が残っていました。
この記事で、「全て売り払いました!」と言ったな。
スマン、ありゃ嘘だった。
久しぶりに読んだら、面白かった
随分と昔にベストセラーになったときに購入。
怪しさしか感じないロバート・キヨサキ氏の名前、ど直球なタイトル。
最初に読んだときの記憶で残っていたのが
「お金を作る」→「鋳物でお金を作ろうとした」というエピソード
それ以外が完全に抜け落ちていました。
人生の転換期だと思い、もう一度読んだのですが、面白い。
怪しい名前の著者ですが、中身はちゃんと面白い。
簿記3級程度の知識があれば、より理解がすすむ
全国商業高校、日本商工会議所、全国経理教育協会と
主催はなんでもいいのですが、簿記3級程度の知識があればより
理解が進むと思われ。
必要な知識は、損益計算書と貸借対照表
そして資金繰り(キャッシュフロー計算書)の3つ。
なお、キャッシュフロー主体となった考え方なので
厳密に言えば「そうじゃない」という点もあるわけですが
簿記を教える本ではないので、そこは緩く考えて下さい。
金持ち父さんの資産・負債の考え方
負債を借金として、その返済が支出として出て行く。
資産を有価証券として、その利回りが収入として入ってくる。
持ち家は?
簿記上は、資産。有形固定資産の部に計上される建物。
旧定額法で大体、耐用年数は50年。
ローンで購入していれば、借金は負債で計上されます。
そのほかに絡んでくるのは
所得税に絡む、住宅借入金特別控除の対象。
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1213.htm
給付金であれば、消費税増税の時限措置。
固定資産税であれば、小規模宅地の減免。
http://www.city.fukuoka.lg.jp/zaisei/zeisei/life/koteisisanzei/005.html
相続税であれば、課税対象外の財産。
https://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/4108.htm
などがありますね。
では、この本ではどうか?
持ち家は負債。
固定資産税を発生させ、買った瞬間から価値が下がる。
そりゃそうだ。実に当たり前のこと。
キャッシュフローで収入となるものが資産。
逆に支出となるものが負債。という考え方。
この「カネを生まないものは全て負債」という考え方が面白い。
何年か振りに読み返したけど、確かに思う。
こりゃあ、ベストセラーになるわな、と。