Proton Passの Aliases Mail(エイリアスメール)で迷惑メール対策が楽になる

2000年初頭はガラケーがまだ全盛期で、スマホが台頭しはじめて一気にネット文化が広がったと思っている。
あらゆるサイトでアカウントを作る必要性が生じてきた。
そのために、メールアドレスを仮登録。メールアドレスの認証用のメールに添付された認証用URLをクリックするという塩梅である。

アカウント登録であるため、メールアドレスだけではなく名前や生年月日などの個人情報も多分に含まれるだろう。

そのため日本では「個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)」だったり、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特電法)」が定められている。

それでも迷惑メールが送られてくるのだ。

サイト用の登録はエイリアスメールのアドレスで行う

Proton mailのサービスであるProton Passの機能にエイリアスメールがある。
無料アカウントでも10個のエイリアスメールが作成できるが、月額課金のPass Plusになるとエイリアスメールの上限は消える。そのうえ、ドメインのカスタムまで可能になるのだ。

では、サイト用の登録をエイリアスメールで行うと何が便利かということを説明していく。

迷惑メールの送信先アドレスで、どのサイトから流出したか即時判明する

残念ながら、内部・外部の要因で個人情報は流出するものだと認識している。
そのためサイトに登録を行うメールアドレスを、メインで利用するアドレスにするのはよろしくない。
なぜならメールアドレスが流出した場合、メインで利用するメールを解約しない限り迷惑メールは届き続けるからである。

つまり登録に利用するメールアドレスをエイリアスメールにすると一気に解決する。
仮にメールアドレスが流出しところで、メインのアドレスは守られたままである。
エイリアスメールの停止や削除することで、送信されてくる面倒くさい迷惑メールともお別れできる。

届いた迷惑メール

後日、迷惑メールを登録していた法人からメールが届く

この記事を記載して温めていたところ、2025年8月11日に株式会社フォトクリエイトから「個人情報漏洩の恐れに関するお詫びとお願い」メールがとどき、サイトにも公表された。

1対Nではなく1対1のサイト登録の利便性

宛先アドレスのエイリアスメールのおかげで、迷惑メールを受信した瞬間にどのサイトで登録したものかまで判明する。

あとは、登録アドレスを変更するなり、サイトからの退会をするなりの対応、仮にクレジットカードを登録しているのであれば、不正利用がないかなども迷惑メールが入った時点で動けるというわけだ。

しかし、Pass PlusまたはPass Family、またはProton Unlimitedへと契約のアップグレードをしなければエイリアスメールで作成できる数は10個である。

どれだけのサイトに登録しているか。という問題もあるが、10個はさすがにお試しの数だといえる。
10個のうち、危険度にわけて複数のアドレスを利用するということになるからだ。

そうなると、上限の解放。無制限にするために、Pass Plus以上の契約が必要になってくる。

Proton Passの料金比較

Proton mailのサイトにも書かれているが、一部抜粋し、分かり易く記載する。
基本的に、Plus以上は金額やユーザー数が異なるくらいで基本的な仕様は同じなので割愛する。
Pass Plusになると、無制限にエイリアスメールが作れるというのは非常に素晴らしい。

プラン無料 or その他PlusプランPass Plus
月額(年払い契約)$0 or $4.99 $4.99
ストレージ1G10G
ログイン情報無制限無制限
クレジットカード情報なし無制限
保管庫の数250
保管庫の共有210名
2FAコードの保存、表示、自動入力なしあり
変更履歴の保存なしあり
ファイル添付なしあり
Hide-my-email エイリアス10個無制限
カスタムドメインなし無制限
エイリアスメールで送信できないできる

プランについての検討

Proton Mailのサービスで月額契約の検討になる対象サービスはMail PlusとPass Plusになると思っている。


年払い契約の月額で、Mail PlusとPass Plusはそれぞれ$4.99であるため2つのプランを契約するのであれば、Proton Unlimitedの$12.99でもいいのではないだろうか。

もしくは、残りの選択肢。

無料のアカウントを複数作って、管理する。
または、情報漏洩を気にせずメインアカウントのみで運用するか。
ということになるが、まずは、Proton mailのアカウントを作成して、無料プランで実際に試してから検討しても遅くはないだろう。

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