島根県、佐太神社と田中神社へ縁切りと縁結びのお参り

縁結びの前に、縁切りという儀式

世の中には、「人間関係リセット症候群」なるものがあるらしい。

突然、連絡先を消すといった行動などが挙げられる。

よくよく鑑みると、男女交際が始まった際によく聞くセリフの一つに

「男友達(女友達)の連絡先消して」というのがあるけど、これもそうではなかろうか。

あたらしい縁を結ぶ前に、古い縁、それもよろしくない縁を断つ必要があるなと思うに至り

縁切りと縁結びにゆかりの深い島根県の佐太神社(さだじんじゃ)と隣接する田中神社にお参り。

駐車場から目と鼻の先

島根県県道264号線

松江方面から県道37号線を利用し北上すると、佐太橋という小さな川の橋を渡る。

橋を渡ると、県道264号線。

橋を渡ると、唐突に右手側に鳥居が見える三叉路になるので、そのまま鳥居方面へば駐車場。

島根県佐太神社

駐車場から、佐太神社は目と鼻の先なので、駐車場にあるトイレで用を足し、いざお参り。

ちゃんと説明して欲しいものだね

島根県佐太神社案内板

先日の出雲大社と打って変わって、そこまで広大ではない佐太神社。

こじんまりとしていて、地元住民であれば散歩のついでにお参りするよねといった風情。

島根県佐太神社正面

今回のお参りは、正面の正中殿、右手側の北殿、左手側の南殿の3カ所。

更に左手奥には「母儀人基社(はぎのひともとしゃ)」があるが、こちらは安産祈願。

裏手が山な感じが「神社!」って感じがする。

佐太神社といえば祈願割符。今回は御守りのセットで1,500円。

この祈願割符は、裏面に名前を書く箇所がある。

旅行雑誌るるぶには、そんなこと1ミリも書いていない。

無宗教ではないけど神社めぐるの好き!という御朱印帖巡りを趣味としているわけでもない。

完全な初見殺しである。

お守り授与所にある看板の画像は、見切れているが黒のマジックペンがある。

祈願割符とお守りを袋に入れて渡され、祈願割符の裏面に「名前を書く」という行為が必要なんて誰が思いつくだろうか。いや、ない。

そんなことをつゆしらず、田中神社へ向かう。

魍魎戦記MADARA(もうりょうせんきまだら)と女神転生

大塚英志(おおつかえいじ)原作の108からなる物語、その始まりの物語、魍魎戦記MADARA

マンガは田島昭宇(たじましょうう)。多重人格探偵サイコのテイストになる前。

MADARAの頃の聖神邪(せいしんじゃ)、(ラサ)の頃のゲド=ユダヤ、転生編では犬彦綬陀矢(いぬひこゆだや)と一貫して好きである。

逆に、夏凰翔(かおす)は、嫌い。

この魍魎戦記MADARAは、小学生だった頃に読んだ漫画の一つで、チャクラだったり九鬼曼荼羅だったり転生だったりと格好いいワードがちりばめられていた。

そんな魍魎戦記MADARAにでてくる主人公摩陀羅(まだら)とその兄影王(かげおう)の父が弥勒(みろく)

そして母が、開耶(さくや)。コノハナサクヤ姫。

小説版女神転生ともいえる西谷史(にしたにあや)原作のデジタル・デビル・ストーリーに出てきた黒髪をまとった蛙のような黄泉醜女(ヨモツシコメ)。

そんな黄泉醜女(よもつしこめ)と同じく山の女神である磐長姫(いわながひめ)

そして田中神社に祀られているのが、イワナガ姫とコノハナサクヤ姫。

田中神社は歩いて向かう

島根県田中神社の案内図

佐太神社に向かう県道264号線から県道37号線に向かう方向。

向かって左手に田中神社の看板が見えるので、そのまま川沿いの道を歩く。

磐長姫と木花咲耶姫に会いに行く

島根県田中神社

白い鳥居と、一見と祀られているのかな?とおもうほど小ぶりの社。

鳥居に近いほうが磐長姫(いわながひめ)を祀る東社。

鳥居から遠い奥の方が木花咲耶姫(このはなさくやひめ)を祀る西社。

東社と西社のちょうど真ん中に溝があるので、そこで祈願割符を二つに折る。

島根県田中神社磐長姫

東社の磐長姫(いわながひめ)に縁切りを祈願し、祈願割符の磐長姫の方を納める。

島根県田中神社木花咲耶姫

次に西社へ向かい木花咲耶姫(このはなさくやひめ)に縁結びを祈願し、祈願割符の木花咲耶姫の方を納める。

島根県田中神社女神様おみくじ

境内には、日本の女神様おみくじがあるので、チャレンジ。

説明文にある通り、大吉だったりはなく日本の女神様の紹介と、教訓となる一文。

磐長姫について思うこと

引き寄せの法則だったり、神さまとのおしゃべりだったりで出てくる「人を変えようとするのではなく自分を変える」というもの。

GTA(グランド・セフト・オート)のように視界に入っている場所だけが処理され、視界の外は何もない

同じく、バークリーの「存在することは知覚されることである」、「誰もいない森で倒れる木は音をたてない」と同じように。

縁切りは、知覚の外に追い出すこと。

磐長姫にお願いして終わりではなく、磐長姫にお願いして知覚の外に追い出すこと勇気をもらうこと。

磐長姫は、縁切りだけではない。

縁結びは、妹である木花咲耶姫の幸せを願ったのではなかろうか。

そう考えると、心優しい女神さまではなないか!と思いGoogleで検索したところ美人な磐長姫ばかり。

「今までの男って、女を見る目がない奴らばかりじゃん!」と男なら言わなきゃならんわけですよ。

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