KNOXのPEARCE(ピアス)ナローサイズを購入した経緯と簡単なレビュー

バイブルサイズとナローサイズで悩み、最終的にナローサイズにてバインダーを購入した。
購入に至るまでの経緯と簡単なレビューを残していく。

異動による記述量の低下

2025年はフランクリン・プランナーのクラシックサイズと共に過ごしてきた。
しかし、私が経営企画職に加えて、2025年9月からは監査と財務戦略が兼任となった。
監査と財務戦略でより経営層と近い業務になったが、比例して経営企画の業務は減少した。

中長期の経営課題に対する業務を遂行していたので、1日2ページで日々のスケジュール管理や業務や会議のメモ等を行いつつ、A4のリングノートにもメモを取るほどの記述量だった。
それが監査と財務戦略がメイン業務となると、ほぼ定常的な業務がメインとなってしまい記述量は激減した。
A4リングノートは健在だが、フランクリン・プランナーのクラシックサイズの1日2ページでは空白が目立つようになったのだ。

こうなると、もっと小さな紙面でもいけるのでは?と思い始めた。

バイブルサイズか、ナローサイズか

システム手帳選びで出てくるのは「A5サイズか、バイブルサイズか」という選択肢の疑問が一番、多い。
GMOインターネットの熊谷社長も、熊谷社長の著書「一冊の手帳で夢は必ずかなう」でバイブルサイズを推している。
そのため私もA5で大きいのであれば「バイブルサイズ」という考え方をしていた。

ところが、ダークホースとして出てきたのが、KNOX社のオリジナル企画である「ナローサイズ」である。

頭をよぎったのは「独自規格だと、汎用性が低い。フランクリン・プランナーのクラシックと同じ轍を踏まないか」ということだ。
言わずもがな、フランクリン・プランナーのクラシックサイズは7穴である。
通常のA5サイズシステム手帳としての流用はできない。

では、ナローサイズの決め手になったものは何か。

ナローサイズを選んだ理由

KNOX社のコラム「ナローが秘めた本当の魅力」に記載があるので、一読されたい。

とくに惹かれた部分になるが、

①ナローサイズの縦は、バイブルサイズと同じ → 170mm
②ナローサイズの幅は、M6と同じ → 80mm

そのため、リフィルの中心で上下に二分割すれば、見開き2ページでM6の4ページ分。
PDCAを回すためのちょうどよいページ割りになるのだ。

もう一つの理由は、サイズ感である。

フランクリン・プランナーのクラシックには、仕事だけではなく人生の目標や長期計画などを挟みこんでいたため仕事以外の遊びのときですら持ち歩いていた。
しかし問題は重量と、カバンの中の占拠率である。
1kg近い重量と国語辞典クラスのサイズ感であったも、気にならなかった。

同時に、もっと手軽に、気軽に持ち歩きたいという気持ちもあったので、薄く、軽い。という部分は買い替え条件のマスト項目であった。

そのため、バイブルサイズのジャストサイズでもいいのでは?
バイブルサイズよりも1.5㎝ほど幅が狭いナローサイズはもっといいのでは?
ナローサイズでもいいが、M6でもいいのではないか?とも考えた。

しかし、年、月、週とドリルダウンしていくにはM6の紙面量は心もとなかったのだ。

結局、どのサイズを選ぶのか?というのは「記述量」に左右されるのだ。
私が元の経営企画職のままであればフランクリン・プランナーのクラシックサイズのままで問題ないのだ。

「どうせ来年も買うことになるんだから買っちゃいなよ」

妻の言葉である。
ほぼ日カズンのレザーカバー、フランクリン・プランナーのクラシックと変遷してきたが、根底にあるのは生活の変化が大きい。
ほぼ日カズンでやっていた毎年作り直す目標群を楽にしたい。必要な情報は一元管理で集約したい。重さやサイズはどうでもいい。A5が至高。
このような思考だったのが、超多忙の状態から、少しは回りを見たわせる状況になり、自分の時間も作りたいとなったのだ。

バイブルサイズを買えばよかったと後悔したくないから、ナローサイズの購入まで踏み出しきれなかったが、妻の一言はすべてを簡単にする言葉だった。

「どうせ来年も買うことになるんだから買っちゃいなよ」

監査と財務戦略の業務がメインとなったが、この先も異動がないわけではない。
仕事だけでなく、自分のための時間、妻との時間、子供たちとの時間。ライフステージが少しずつ変わっているからだ。

「今回買ったものを、死ぬまで使う」という意気込みではあるが、妻は「手帳カバー」なんだから消耗品でしょ?というスタンスであるから平行線になる。

3か月ほど悩んでいたが、妻の一言で即日、購入するに至った。

日本人の「モノづくり」に対する姿勢がわかる梱包

どうせ、箱は捨てる。
本体が重要であるからだ。それでも化粧箱から丁寧であると、気分はいい。

ピアスの緑色(グリーン)は、かなり好みの色合い

成田良悟の作品に「バッカーノ」というものがある。
マルティージョ・ファミリーのフィーロがマイザーと壁一面に飾られている中折れ帽を選ぶのだが、そのときの中折れ帽が「緑色」である。
光に当たると緑色が輝き、暗いところだと引き締まった色に見える。とかだったと思う。

私が20代の頃に購入した中折れ帽は黒だった。どれだけ探しても深緑の中折れ帽を見つけられなかったのだ。

話を戻そう。
ピアスの緑色は、非常に色が濃い。
公式オンラインショップの楽天でも「黒」に見えるほどだ。

ただ、欲しいのはエメラルドグリーンのような眩しい緑色ではなく、落ち着いた深緑。

そのため最高に素晴らしい色合いだと言える。

明るいところで見ても「緑色?」と思えるくらい黒いのだが、黒色を並べた瞬間、緑色に変わっていく。

華美さや派手さはないが、心が落ち着くのだ。

長財布とほぼ同じサイズ

文字面だけではよくみかけていたので、実際に並べてみたが「ピアスと長財布はほぼ同じサイズ」である。

私は数枚の紙幣とマイナンバーカード、運転免許証しか財布に入れていない。
この状態の財布本体はスカスカであるため、一律で長財布とほぼ同じサイズと断言できるものではない。

ピアスのレビュー

まず、手触り。
表現としておかしいかもしれないが、フカフカしており、スベスベである。

今回のバインダーは、生体時の小さな傷はあったがトラやシボが少ない。むしろ無い。あまりに傷などがないことで逆に個性がないのではと思ったくらいだ。

また匂いは、開封したてであることもあり、レザーの良い匂いがする。
しっかりと本革である。

経年変化は、気が向けば追いかけていく。

MACかWINDOWSかと同じ

たとえば。
リフィルが独自規格であることから、種類が少ない。欲しいフォーマットは自作する。
ピアスはリング径11mmであるから、リフィルを多くは挟めない。

ただ、これはプロダクトに対して愛情があればクリアできるものであると言える。
簡単にいえば、ナローサイズに対してネガティブな内容もポジティブな内容もすべてまとめて愛してあげられるということだ。

悩むなら無難なバイブルサイズで、ロロマクラシックを選んだ方がよい。
またはM6サイズで、同じくロロマクラシックだ。

そしてバインダーを選ぶときに、KNOXかPLOTTERの選択になるが、トラベラーズノートの感覚が残っていたのでKNOXを選んでいる。

ここは好みかも知れない。

悔いる可能性が高いので、まずは自分の好きなプロダクトを買ってみて、使ってみるのもよいのだと思う。

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