SUNOGE 3wayビジネスリュックをリピート買い

原付で通勤している頃に、妻からリュックサックを買ってもらった。
2stバイクの油煙まじりの排気で汚れ、多用のうえチャックが駄目になった頃に購入したリュックサックがSUNOGEの3wayビジネスリュックだった。

約2年半。
雨の日、晴れの日、炎天下、吹雪と季節や環境を問わず一緒に過ごしてきたが、ガタが出始めて現役引退となるため再度、ビジネスリュックを物色。

いくつか候補を立てたが、使い勝手もわかる。手触りもわかる。ダメになるところもわかる。
という3つの観点から、リピート買いをすることになった。

中国メーカー品であること

SUNOGEは、日本産でもなければ日本メーカーでもない。
中国上海にほど近い深圳市のメーカーである深圳市星飛飛互聯網絡科技有限公司という会社のブランドになる。

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2022年はダメ元で買ってみる

Amazonに出品されている中国メーカー。かつ、ブランドホームページが存在しない。

という前提になると、基本的にクチコミと評価はあてにならない。
よくあるのは、高評価してくれるとプレゼント!だったり次回値引きという手口が横行しているからだ。

6,000円を切る価格であることから、当面3か月でも持てば御の字と2022年3月21日に注文。

実際に使用してきた率直な感想

約2年半。
衣類を詰め込んでの宿泊出張はなかったが、かなりのヘビーユースであったと自負しているため実際に使った感想を述べていく。

Amazonでの評価やレビューに関知しない私個人のブログで述べる忖度のない素直な感想である。

ポケットが少なく非機能的

3層構造となっており、手前の1層目。
本体側に、ペン差しが2つとA6サイズのポケットが2つ。
蓋側にメッシュポケットが1つとなっている。

ぶっちゃけ、少ない。

A6サイズのポケットは、ギリギリA6サイズである。
つまり、A6サイズのリングタイプのメモ帳などを入れる場合は、カバンにスッと収納することができない。実に面倒である

また、キーホルダーがA6サイズのポケットに収納されるように設置されているため、1つは鍵を付けた時点で出し入れが面倒になる。

モバイルバッテリー用のケーブルは内部機構として存在するが。モバイルバッテリーを収納するポケットがない。
そのため、メッシュポケットか1層目のどこかに転がるようになる。

この点も非常にお粗末である。

ペラペラの軟弱なナイロン生地

そもそも論になるが、かなり軟弱でペラペラなナイロン地であるため、ペン差しもクリップタイプでないと容易に外れる。
2層目から1層目をみると、しっかりとした透け感を楽しめる。

一度も使わなかったUSB充電ポート

先のポケットの話しにつながるが、一度もUSB充電ポートを利用したことがない。
むしろ1層目の内部側のモバイルバッテリーにつなぐためのケーブルが邪魔。
ケーブルを収納しチャックする箇所があるため、早々に収納した。

なぜか。

くどいようだが、モバイルバッテリーを定位置に置きたいのに、置く場所(ポケット)がないからだ。
そしてA6サイズのポケットにモバイルバッテリーを収納しようものなら、ケーブルが1層目の中にプラプラと存在感が大きくなり、バックを開いたときに嫌な気持ちになるからだ。

この点、スマホと蓄電関係の能力が高い中国ならではで解決して欲しい課題である。

シークレットポケットのファスナーが大きい

SUNOGEのシークレットポケットは、キャリーケースの持ち手に通すベルトで隠されている。
しかし、ファスナーがはみ出ていることで、3層目のパソコンスペースの容量によってはファスナーが背中に刺さる。

ズキズキ痛むまでもいかないが、背中にファスナーが当たる。という感覚が背負っている限り続くのはいかがか。
シークレットポケットというくらいであるためキャリーケース用のベルト内に収めるべきではないか。
という静かな怒りが沸々とわいてくる。

パソコン固定用のベルクロ(ファスナー)が無駄に強く劣化する

3層目の背中に近いパソコン収納にベルクロが準備されている。
リュックの中でパソコンが暴れないようにするためだ。

バリバリ鳴りつつベルクロを外し、パソコンを取り出す。
バリバリ鳴らしてベルクロを外し、パソコンを差し込み、再びベルクロで閉める。
当たり前のことかもしれない。
ただ、ベルクロが無駄に強く、付けたり外したりを繰り返すため劣化が早い。

3層目のペラペラナイロンポケットが邪魔

3層目には、パソコンを収納するポケットとは別に2層目側にナイロン裏地のポケットが存在する。
これが非常に邪魔。

なぜか。3層目を開いたちょうど真ん中あたりにポケットがでてくるため、書類をガサっといれたときにポケットで分断され、折れ曲がる。という事態になる。
これはクリアファイルに入れるといった打開策も講じたが、ポケットが緩いためどっちつかずの状態で3層目に鎮座しているので、邪魔なものは邪魔といえる。

手持ちハンドルのせいで2層目メインポケットが破れる

これは利用してきて、なぜここに手持ちハンドルを付けたのか?と非常に疑問視するのだが。
手持ちハンドルは、1層目と2層目の間に設置されている。

3層目にパソコン、2層目に衣類という重量物を収納することは前提なのに。だ。

また手持ちハンドル下、1層目側の天面には補強がなされていないため、重量物となった当ビジネスリュックの手持ちハンドルを持つと、直下の2層目の乾湿分離ポケット側の天面が割ける。

正直、プロダクトの失敗ではないか?と思うほどである。

手持ちハンドルのせいで1層目のチャックが破れる

先のメインポケットが割けると今まで保ってきた均衡が崩れるため、1層目の手持ちハンドルにちかいチャックが本体から分離することになった。

チャックを閉めても、チャックと本体が分離しているので何も解決していことになる。

手持ちハンドルの位置を変更するだけで解決するであろう事象であるため、正直、プロダクトの失敗ではないか?と思うほどである。

持ち手ハンドルの位置についての画像

中の荷物をすべて出しているので自重のみの画像になる。
寄せられ、引っ張られているのがわかる。
正直、プロダクトの失敗ではないか?と思うほどである。

側面のコンプレッションストラップが意外と邪魔

メインポケットとなる2層目。
側面にあるコンプレッションストラップがリュック本体の厚み調整に一役買っている。
しかし、2層目のメインポケットにものを収納していく際に、このコンプレッションストラップが意外と邪魔になる。

あと、チャックの位置によってはこのコンプレッションのプラジョイント部分に干渉し、カチャカチャと音が鳴る。

2つのフロントポケットは使いにくい

1層目の外側にフロントポケットが2つ用意されている。
1つは、小物入れ。2つ目はメインのフロントポケット。

これら2つのフロントポケットは、横持ちを想定して作られている。
そのため、リュックとして利用する場合、常に地面側に向かって収納物が偏るということになる。

メインのフロントポケットに書籍を2冊入れていたが、収納時の向きによって1冊は、もう1冊の書籍を飲み込んだ形で折れてしまった。

このメインポケットこそ、ペラペラでいいのでナイロン裏地でポケットを作ってもらいたいものだ。

散々な使い勝手ながらリピート買いした理由

ボロボロに評価しているが、それでも再購入した理由について述べていく。

15.6型のノートパソコンもしっかり収納できる

3層目のパソコン収納スペースには15.6型のノートパソコンもしっかり収納し、底が抜けて滑落するということも発生しなかった。
また、徒歩、公共交通機関、自家用車と色々な移動を行ってきたが、パソコンの画面が駄目になるという事態もない。

クッション性がある程度担保されている。
次項につながるが、3層目は止水ファスナーの形状をしているため電子機器は基本的に3層目に収納していた。

撥水性はある。防水性は不明。

1層と3層、フロントポケットは止水ファスナーっぽい形状である。
降雨量、時間などを記録しているわけではないが、土砂降りの通り雨の中で、車から軒下まで傘なしで歩いてもカバンの中に水が浸水している形跡はなかった。

また、雨の中や雪の中を、SUNOGEの3wayリュックを背負って歩いてきた。
傘をさしていることもあるが、本体は乾いたタオルで拭けばよい程度であったため、撥水性はあると言える。
しかし、チャックが外れたことで感じたが、防水性は不明である。
むしろ、破けたところから雨や雪が侵入すればいとも簡単に水濡れにすることができるだろう。

背負い用ベルトは柔らかく背負いやすい

正直、この背負いベルトがリュックサックの重量感を決定しているといっても過言ではない。
どういうことか?
リュックサックは背中に密着させる方が重さを分散させるため、背負う者にとっての背負い位置は死活問題になる。

ある程度、詰め込める

収納していた物品を列挙していく。
これだけ収納していれば、痛みも早かろう。

フロントポケット(小)

1.ワイヤレスイヤホン
2.iphonの有線イヤホン

フロントポケット(大)

1.書籍(2冊)
2.文庫本(1冊)

1層目

1.ボールペン2本
2.A6サイズメモ帳1冊
3.オリンパスのボイスレコーダー
4.マグフォースのEDCオーガナイザー
5.チャムスのエッグコインケース(常備薬)
6.ハンドタオル
7.500~700mlペットボトル
8.無印良品の折りたたみ傘
9.モバイルバッテリー
10.スターバックスの水筒

2層目

1.ほぼ日カズン
2.文房具でパンパンの子供に誕生日プレゼントでもらった筆箱
3.子供のサンタさんへのお手紙
4.長財布
5.小銭入れ
6.医薬品ケース
7.充電ケーブル類の小物入れケース
8.靴下の予備
9.フェイスタオル

3層目

1.15.6型ノートパソコン
2.13型ノートパソコン
3.クリアファイルに入れた書類
4.ノートパソコン用の電源ケーブル

ビジネスリュックの存在について

どちらかといえば、物を増やしたくない。
ミニマリストという言葉が「とにかく数少ない物の中で、仙人のような生活をする者」のような扱いになっているが、私自身は、気に入ったものにフォーカスし不要なものを手放す・持たないという観点だと思っている。

そのため、リュックサックも一つ気に入ったものを持っていればよい。と思っているが、TPOをわきまえ仕事用と遊び用でわけることにした。

ダメな点にフォーカスしたのではなく、6,000円程度で約2年半。仕事で必要なものたちをしっかりと守り、運んでくれたSUNOGEの3wayビジネスリュックには感謝している。

他メーカーも選択肢として考えたが、同じような耐久性を持っているか?というレビューを見つけられなかった。であれば、同じものを買おうとなる流れも道理であるといえる。

同じように別プロダクトから、SUNOGEに乗り換える際に実際に使ってみた感想を知りたいのではないかと思い、記録を残した。

Amazonの箱ではなく、SUNOGEの箱で届き、新品のビジネスリュックを取り出すときは気分がいい。
中国本土からの発送であれば、ヨレヨレの汚い異臭のする段ボールを、異臭のするテープでぐるぐる巻きにした状態でとどく。

仕事の形態が変わったため、出勤の回数が減るためこれから2年半以上は持ってくれることを祈る。

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