いたちめです。
みなさん、年度末ということもあり
ふるさと納税の駆け込み需要がありそうですが、大丈夫ですか?
ちゃんと納得して納税していますか?
ふるさと納税の目的は?
ふるさと納税の目的として、
その地域の応援、返礼といった見返り、節税効果。
というものが上げられます。
とくに、前2つの「地域の応援」「返礼といった見返り」がメインであれば
問題ないのですが、「節税効果」をメインとしているのであれば
所得税の仕組みを、ざっくりでいいので理解しましょう。
タニシでも理解できる所得税の仕組み
サラリーマンで説明すると
給与から、国が定めた経費を引いたあとが所得というものになります。
この所得から、個人で支払った国が認める経費を引いたものが、課税所得。
課税所得に税率を掛けたものが「所得税」
所得税から特別に引き算できるものが、税額控除。といわれます。
要は、国が定めた経費と、国が認めた経費だけが
サラリーマンは経費として認められます。
国が定めた経費は、所得控除や、配偶者控除といったものですね。
国が認めた経費が、医療費控除や、寄付金控除、小規模企業共済やIDECO。
税額控除が、住宅ローン減税です。
ということで、ふるさと納税の立ち居地は?
納税ってくらいだから、税額から控除できそうなネーミングですが
所得税法上、「寄付金」扱い。
気になる人は、国税庁のタックスアンサーを確認してください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1150.htm
で、寄付金控除の額は
次のいずれか低い金額-2千円=寄附金控除額
イ その年に支出した特定寄附金の額の合計額
ロ その年の総所得金額等の40%相当額
と決まっています。
さて、納税額のうち、幾らが控除できますか?
累進課税方式で控除の効果が発揮される
所得税は、累進課税といって
所得が大きいほど、税率が高くなる仕組みになっています。
年収300万円時代。
なんてキーワードにすると、税率でいえば5パーセント。
ふるさと納税で10,000円を納税しました!と喜んで
確定申告したら、アレ?計算間違ってない?なんてことになりかねません。
なので
詳しくは、お近くの税理士さんに相談しましょう。
まとめとして、ふるさと納税への考え方
例えばですが
10,000円の納税で、5,000円の品が返礼でもらえて
微々たるものながら節税効果があった。
でよしとするのか。
10,000円の納税で、5,000円の品が返礼でもらえて
かつ、10,000円の節税効果があると考えているのか?
では、明確に違います。
もし、後者であるのであれば、ふるさと納税はオススメできません。
もっと他の節税効果の高い商品を探した方がいいですね。