2023年12月、年末。
手軽にできる創作活動はないかな?と探していたときに、妻の実家で百人一首を見つけた。
小学生向けの児童書であるが、百人一首が紹介されていて、ちなんだマンガが書かれていた。
年末の微睡んだ時期であったため、なんとなく読んでいると、和歌に興味を持った。
同時に、中学時代に百人一首を覚えられずに国語の教師に「バカ」「頭が悪い」などと言われたことを思いだした。
和歌はなんとなく堅苦しいから、気楽な短歌の方がいいなと思い、短歌の本を探しているときに本書を見つけた。
内容はいいが、内容が受け付けない
Q&A方式で、表紙になっているアイドルの「明星コトハ」とプロデューサーの「笹P」で話しが進んでいく。
私の場合は何かの賞を取りたいとか、投稿して掲載されたいといった気持ちはなく、純粋に「作詞」と同じように「日記」に「短歌で気持ちを残せたら楽しいかな」程度である。
そのため、Q&Aは初心者にとって非常にありがたい内容だ。
初心者あるあるのようなQ&Aで、短歌ってどんな感じでもいいんだ。という安心感を得られた。
だからこそ。
随所にでてくる「明星コトハ」と「笹P」の乱暴なかけあいや、「ヲタのみなさん、私の心も察してね♡」といった言葉に拒否反応がでてしまった。
私は聖人君子ではないのでとても言えた義理ではないが、なぜこのような内容にしたのであろうか?と疑問が残る。
なんというか、不快である。
シン・仮面ライダーだとか、シン・ゴジラとか。
庵野秀明監督作品に引っ張られたタイトルであることは一目瞭然であったので、内容に対しての若干の懸念はあったが、読んでいて的中した感じだった。
せっかく、笹公人氏が作られた書籍なのに、台無しになった気がしてならず残念である。