思考は現実化するの感想

私の自己啓発書の原典ともいえる書籍。

田舎の大学に通学していた頃の私が、電車の中で読める本が欲しいと本屋さんで見つけた本。
質素な白いカバーに明朝体の文字。ヒル博士のイラストと、私が持っているものは新装版の初版第5刷発行のものになる。

その出会いは偶然だったと思う。
しかし、幾度となく読み返し、線を引き、メモを書きこみ、ボロボロになってしまったが、購入から20年以上経っても手許に残っている本の2冊のうちの1冊だ。もう1冊は「7つの習慣」になる。

18章仕立ての成功のための17ステップ

本書は「アクション・マニュアル」が組み込まれているが前段、序章から始まりアクション・マニュアルに至るまでに全18章で524ページにわたる。
「アクション・マニュアル」は、第1ステップからのワークになっており、こちらも85ページと大ボリュームになっている。

ボリュームが多かったこと、直接的な言葉で書かれていないこと。
振り返ってみるとディール・カーネギーの「人を動かす」や「道はひらける」のように、例を紹介し、その中から読み解いていくスタイルの本である。
このことから、すぐにエッセンスだけを読み返せるようにと「図解思考は現実化する: 金持ちビジネスマンになるための17の方程式」も購入したが、こちらは早々にBOOK OFFで処分している。

今ではAIで簡単に要約などが作成できるので、タイパ重視の人はAIを活用するなりYouTubeで要約されたものを視聴するとよいと思うが、じっくりと腰を据えて読んでみると「要約者からの見え方とは違う視点で発見がある」と思っている。

17ステップのうち、第1ステップだけ紹介したい。

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成功のための基本的な考え方

成功を惹きつけるのは、心の力である。
あなたを成功させるエネルギーは、あなたの心の中にあるのだ。
望み通りに人生を生きるカギはここにある。

引用:思考は現実化する

エドウィン・C・バーンズの話し

引用:島津製作所 7月31日は「蓄音機の日」エジソンと島津の意外なつながり

トーマス・エジソンと共同経営者となったエドウィン・C・バーンズ。

バーンズは、エジソンと共同事業者になりたいと思っていたが
1.一度もエジソンと会ったことがない
2.エジソン研究所のあるニュージャーシー洲のイーストオレンジまでの汽車賃がない
という状況でも、くじけずにエジソン研究所にたどり着き、当初は安い賃金で雇われていた。

しかし。転機は訪れ「エジソン式蓄音機」のセールスパーソンとして、売りに売った。
結果、エジソンはバーンズと全国独占販売契約を締結し、当時の金額で8~12億を稼いでいる。

R・U・ダーウィーと伯父の教訓

出自が不明だが、よくインターネットで出回っている画像だ。
もう少しで成功するのに、諦めてしまうか?継続するか?というようなものとして扱われる。

アメリカのゴールドラッシュ時代、ダーウィーの伯父は金鉱脈を掘り当てた。
掘削用の機械の借金も返済し順風満帆に思われたが、突然、金鉱脈が枯渇してしまった。
手許に残っていた設備を一式売り払い、失意の底で帰郷することになる。

しかし、屑物商はダーウィーと事なり、技師を雇い調査し、あと19㎝下に金鉱脈があるとわかった。もちろん、屑物商は鉱脈から数十億という金を採掘している。
その後、生命保険のセールスパーソンとなったダーウィーは、この金鉱脈の大損を肝に銘じて「人が保険は必要ないと言っても絶対に諦めない」という姿勢を貫き大成功をおさめた。

黒人の小作人の女の子の教訓

ダーウィーの伯父が大農場を経営していたころ。
粉ひき小屋のドアがあき、黒人の小作人の女の子が入ってきて「ママが50セントをもらってくるように言ったの」とダーウィーの伯父に伝える。
しかし、ダーウィーの伯父はそれを断り、女の子に仕事に戻るよう伝えたが、女の子は戻らず伯父は激怒しまう。
それでも女の子は一歩も引かず、むしろ一歩踏み出して叫んだ
「ママはどうしても50セントがいるの!」
あまりのできことに、伯父はポケットから50セントを取り出し女の子に手渡したのだった。

成功を手に入れるために必要なたった一つのもの

健全で素直なものの考え方。

人間の最大の欠点は「不可能」という言葉に慣れすぎていることである。

ヘンリー・フォードの教訓

引用:Amazon Henry Ford v8エンジン光沢ポスター写真車デトロイトMade America 17"x22"

V8エンジンを開発しようとしたヘンリー・フォードは技師に設計依頼を行った。
しかし、技師から返ってくる言葉は「不可能なものは不可能です」「絶対無理です」ばかりだったが、ある日突然、技師たちはV8エンジンを完成させてしまう。

ヘンリー・フォードの哲学には「何かできないことがもしあるとするならば、それは、当人に知恵がないだけのことだ」というものがある。

詩人ヘンリーの言葉

「我こそが、運命の支配者にして、我が魂の船長なり」

自分の思考をコントロールできるのは、自分だということだ。

感想

私たちは成功者に何を学ぶべきか」という書籍に速聴CDが付属しており、社会人になってからはよく聞いていたので「目標も計画もなしに成功するのは難しい」というフレーズはずっと頭に残っている。

漠然と読んだり、流し読みしてしまうにはもったいない書籍であり、モチベーションよりももっと深く強いエンスージアム(熱意)を持つことができる。
私は大学生の頃から手帳に傾倒した理由、目標や計画を立てるのが好きになった理由に、本書にある。
どの年代であろうと、いつであろうと読むたびに発見があり、忘れていることに気が付く。

自己啓発本で買うべき本は3冊。
「思考は現実化する」「7つの習慣」「嫌われる勇気」
あとは、この3冊の焼き増しだったり、自己解釈だったり、エッセンスを薄めただけのものに感じる。

購入し、読み、目標と計画を立て、あとは行動するだけである。

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