
いたちめです。
こひじつ文庫のぺんぎんコース。
2019年5月はにしやまきかやこさんの「わたしのワンピース」
出版社は、こぐま社
あらすじ未満の絵本の内容
空から真っ白な布が落ちてきて
ミシンでカタカタ。縫ってワンピースを作る。
歩いていくと、真っ白なワンピースに雨や麦、鳥や虹といったものが
模様として入ってしまう。
鳥がら模様のワンピースになって、空を飛び、夕焼け模様になる。
眠くなって星空模様のワンピースになって・・・
「わたしのワンピース」の感想
うさぎが空を飛び、寝てしまい空色模様のワンピースになって目が覚める。
という一連が、夕焼けから夜空に移り変わる姿が非常に「焦燥感」のようなものを覚える。
というのも。
物語の初めは「ミシンカタカタ」とか「ララララン・ロロロロン」といった
不思議なフレーズが多用されているのに、空に浮いてからラストのうさぎが去っていくまで
言葉がなくなる。
夢の中にいるような雰囲気。
花の色、緑の色。雨の色、と、とにかく色が綺麗なのも特徴。
上の子よりも、下の子が気に入って日に何度も読まされています。
絵本バックなどを、この「わたしのワンピース」の柄の生地で作ろうか?と
妻が言っているくらい、子供はこの本を気に入っています。
ちなみにぬいぐるみもあるみたいですね。